カテゴリ:ヒビノデキゴト(南スーダン編)( 34 )

人の記憶の曖昧さ

全般的にみると、記憶力はそんなに悪い方ではない。
特に、中・長期にわたる記憶力。でも、短期の記憶はダメダメだ。
例えば、仕事の経緯等でなんでこうなっているのか、というようなことは比較的覚えている。
それに加えてメールや書類、メモを読み返せば10年くらい前の案件でも大抵のことは思い出せる。

短期の記憶でダメダメなものの最もいい例は、「車の無線のコール・サイン」が覚えられない。
英語のアルファベット二文字に数字3つの組み合わせ。これが覚えられない。特に、最後の一桁。
自分の無線なら、ラジオチェックで週に一度は使っているから、コール・サインもすぐに出てくるけど、
車の無線だと、車ごとにコール・サインが違う。なので、ドライバーさんに聞いてから無線連絡をするの
だけど、これが、最後の一桁が出てこず「あれ、なんだっけ(苦笑)」ということが多々ある。
ドライバーさんんだって、苦笑いだ。だって、こんな単純な番号を覚えられないのだから。

で、今日何があったのか、自分の記憶って、曖昧だなぁ、と思ったのだ。
同僚が休暇から帰ってきた。2週間強の休暇で、ものすごくフレッシュな顔をしていた。
髪も切ってすっきりていたので「いいね、すっごい爽やかな顔してるよ。髪も切って似合ってる」
と言ったら。「ひげ、剃ったんだけど...」と。あー、あー、あー、確かに。ホントだ、ひげがない!
だからすっきりしたのか。

それで思ったのは、「長いものが短くなったこと」については気づくのに、
「あったものがなくなったこと」には気づかなかった。これ、何でだろうと思った。
じつは、ひげってあってもなくても気づかないものなのかもしれない。
昔の上司もひげを蓄えていたり、そうでない時期があったり。
でも、両方ともそんなに違和感はない。

「私が髪を切ったのに気づかないの?!」と、よく女性はいうけれども(私もそうだ)、
もしかしたら、世の男性陣、「僕がひげを剃ったのに気づいてないの?」と密かに思っているのかもしれない。
気づいたら口にしてみよう。きっと、うれしいはず。イヒ。
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by ahirunoko724 | 2015-06-30 16:11 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

交通渋滞と物価上昇

いつだったか、フィールドに出た際、南スーダン独特の交通渋滞に会った。
そう、牛。基本的には、牛やその他家畜を先に通してあげる。
ここでは、家畜は重要な財産で、生活の糧になりうるものだから。

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私は基本的にキャンプの中に住んでいるので、外の状況に触れる機会は少ない。
最近は、ペットボトルの水の価格が高騰していて、時にはスーパー等でも在庫はあるけど
売ってもらえない、という状況があるらしい。友人は水を手に入れるために、5軒くらいの
お店を回ったのだそう。

今のところ、キャンプの中では小さいサイズのペットボトルの水は2SSPのまま。
外での価格は5SSP。いつまで2SSPが維持できるんだろうか。

価格高騰、物価上昇の類の経済の動きをここまで肌で感じたのは初めてのこと。
もちろん、この国の物価上昇は仕事で駐在している外国人が困るようなレベルではないけど、
SSPでお給料をもらっている地元の人達への影響は小さくはない。

SSPは益々弱くなっている模様。一時は政府がコントロールを試みた様子。

追記:7月1日
6月末に休暇から戻ってきたら水の値段はキャンプ内でも5SSP、食事の価格も上がっていた。
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by ahirunoko724 | 2015-05-20 18:04 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

七色虹の橋

ジュバの数少ないいいところの一つは、大きな空に、きれいな虹がよく架かること。
虹はよく見ますが、これだけくっきりとしていて完全に半円形にかかっている虹は珍しい。

写真を撮っていたらアフガン系オーストリアの同僚が「そんなに珍しい?」、と
ニコニコしながら話しかけてきた。

私:「うん、日本ではこんなに頻繁には虹は出ないよ。虹って良いことの前兆だって言われてて、
願いことをするといいんだよ」

同僚:「へー、アフガンではね、虹をくぐると性別が変わるって言われてるんだよ。
例えば君が虹をくぐったら男性になって、僕が虹をくぐったら女性になるってわけ(笑)」

二人して顔を見合わせて笑う夕刻時。ジュバは今日も平和でした。

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by ahirunoko724 | 2015-05-06 21:35 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

マンゴー

久々にフィールドトリップに出た。
1時間半くらいのガタガタ道を揺られ、時に飛び上るほどの大きな凸凹道を行く。
フィールドでの現場視察を終えて、帰路についた。

マンゴーの木の茂みが近づいてきて、よく見ると軍服が見える。チェックポイントのようなものだったこの国では、軍のチェックポイントもマンゴーの木下にあるのだ。と言っても、そのチェックポイントは、舗装されていない道の両端に棒切れを立て、その棒切れに縄を結び付けて、一方のみ、縄の端を動かして動かせるようにしていたごくごく簡易なもの。

そのちょっと手前で、マンゴーを売る女性達。じっとそちらの方向を見つめていたら同僚が、「マンゴー買っていく?」と、車を止めてくれた。1つ5SSP、1ドル弱のマンゴーをいくつか購入し、ほくほく気分で車に乗ってジュバへ向かう。車の中には、熟して甘くなったおいしそうなマンゴーの香り。そのまま頂くもよし、マンゴープリンにするもよし。

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事務所に戻って、ふと、思ったこと。マンゴー1つの値段が、1ドル弱。私が着任した頃には、1ドル4.2SSP位だったのが、今は1ドル7SSP。国内の物価も上昇中。マンゴーの物価はきっと変わっていない。この国の経済状況は今、大変な局面を迎えようとしているのだろうな、と日々、感じている。国際機関で働くナショナルスタッフのお給料はドル払いなのか、それともSSP払いなのか、そんなことが論点になりつつある今日この頃。
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by ahirunoko724 | 2015-04-30 19:14 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

コレラ

ジュバで、コレラが確認されたのだ、という。
昨年末から、「この状況の中で何等かの感染病が出始めたらあっという間だ」
とは言われていたものの、実際に確認されると(いや、確認されて、きちんと発表
されたこと自体はいいことだと思う。確認されていないから安心できるかというと
決してそうではなくて、確認作業を行うだけのキャパがない、とか、報告されていない、
とかそんな状況が十二分にあり得るのだから)、やっぱり「あぁ、ついに来たか」、と思う。

3月下旬から、コレラの経口ワクチンを二度接種。
一度目は休暇の前に、二度目は休暇の後に。
メディックと共に、改めて予防接種リストを見直してみると、この10年間の間で、
なんとまぁ、たくさんの予防接種を受けたことか、と自分でも感心。注射嫌いなのに。
メディックも「フルコースだね。いつでも、どこにでも行けるね」と感心。

メディック曰く、(当たり前だけど)予防措置の強化ときちんと生活すること(きちんと食べて、
きちんと寝ること、適度に運動すること)が大事なのだ、と。特に、ジュバみたいな環境だと
体が疲れていると免疫も弱くなって、ウィルスや細菌に負けやすくなるのだ、と。

普段、最前線に行くことはないので「変化」を劇的に感じることはあまりないけれど、
地方事務所から入ってくる情報や、普段の会話の中で聞く話、周辺の状況を見聞きするたびに
小さな「変化」をやっぱり感じる今日この頃。
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by ahirunoko724 | 2014-05-15 22:48 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

停電

ジュバに戻ってきて1週間弱。
停電がすごい。

戻ってきてからこれまでの間、平日の午後には必ず数時間停電。
ひどい時には午前中からいきなり停電。

いろんなインフラのマネジメントが難しくなってきているのだな、ということが
肌を持って感じられる今日この頃。

水も電気も。
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by ahirunoko724 | 2014-03-06 23:34 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

再びジュバ入り

12月末の退避の後、ウガンダ、エジプト、モロッコを経て日本へ。
約2か月近くを日本で過ごした後、本日再びジュバ入り。

久々に戻ってきたジュバ。
ジリジリと照りつける太陽にさらされると、感傷的になる余地もない。
飛行機のタラップを降りて、「あっついなー」と思いながら空を見上げると
太陽の周りにリングが。歓迎してくれているのかな?

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一通りスーツケースの物を出した後事務所へ向うも、いきなり停電。
復旧しそうもないので、事務所の施設へ向かう。
紛争前と紛争後のジュバは変わったところをノートにあれこれ書き込みつつ、
入れ替わり立ち代わりやってくる同僚達と再会を喜び合う。

2か月前とは違うジュバ、今度は何が待っているんだろうか。
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by ahirunoko724 | 2014-02-27 23:18 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

シンプルに

Hey, I am a simple Ops man.

純粋に、いいな、と思った。

私も、もっとそうなろうかな、と思う。
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by ahirunoko724 | 2013-12-18 17:26 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

不安感を鎮める人

というのはいるのだ。
その人が話すと、周囲の不安度がすーっと低くなっていく。

そういえばイスラエルに居た時に聞いたことがある。
湾岸戦争(1991年)の時の、IDFの参謀総長だったかスポークスマンが
とても、静かに話す人だったらしくて、ラジオから彼の声が流れてくると
皆、安心したものだ、と。
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by ahirunoko724 | 2013-12-18 16:45 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)

通常運転

こんな状況なのに、私の仕事自体は通常運転。

懸念事項についてNYとギリギリやって、その次のステップを考えた行動。

こういうときだからこそ、粛々と淡々と仕事をしていこう。
感情をのせないで仕事をするというのはある意味重要だと思う。

全部、ソフトランディングさせられるといいんだけど。
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by ahirunoko724 | 2013-12-17 18:49 | ヒビノデキゴト(南スーダン編)