カテゴリ:映画・音楽・本( 35 )

タイラント

最近はまってしまっている米国ドラマ、タイラント。

中東のアブディーンという独裁国家。独裁者の次男が米国へ渡り、大学に通い医者となり家族を持ち、生活を送る。甥の結婚式で20年ぶりに祖国に帰ってみると、アラブの春で中東の独裁国家が次々と倒れていく中、国民も国の体制に対して意思を持ち始める。甥の結婚式の後、独裁者であった父が死亡、父の後を継ぐ兄の暗殺未遂を受け、主人公は結局、兄を助けるために家族とともに国に残る。

舞台設定としては、リビアとイラクを足して2で割ったような地理。海があるのが新鮮。時期的には2011年のアラブの春以降。父の後を継いだ兄がカダフィーの最期の映像を見て、怯える場面が生々しい。米国での家族での生活と祖国への愛憎(と罪悪感)の間で葛藤する主人公とその家族、弟や自分の能力に対するコンプレックスが大きい兄、実は一番腹黒いのではないかと思われる兄の嫁(昔は主人公と恋愛関係のようなものにあったもよう)、一族の取り巻き、軍等々の様子の描き方が上手だな、と思う。何年の前に見たBBC作成の「サッダームの家」を思い出させる(いや、あれは実際のお話に基づいているけれども)。

このタイラントや、イラク戦争の米国人捕虜を追うCIAの女性職員を主人公にしたホームランドがドラマになるところが、米国らしいな、と思う。

これ、きっとずーっとはまって見続けてしまうんだろうなー、という気がする。
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by ahirunoko724 | 2016-02-25 23:56 | 映画・音楽・本

幸せの雨傘

a0085574_18343923.jpg朝のジョギングを日課とする幸せなブルジョワ妻、スザンヌ。
雨傘工場を経営する夫・ロバートは「お前はオレについてこい」タイプ。

ある日、ロバートが心臓発作で倒れ、スザンヌはロバートの後任として工場を切り盛りすることに。

・30年近く「お飾りの妻」をやってきた(でも、幸せだったんだろうな)女性が、自分のやりたいことを見出していくプロセス。女性は強い、母は強い。昔の情事もすべて人生の糧。夫の浮気相手も包み込む余裕(強がり?)と強さと優しさ。

・娘に「ママみたいになりたくないの、お飾りの妻には」と言われた時の複雑な表情。こう言われても、母親は子供を愛しているんだろうな。きっと。ちょっと話がそれるけど、以前、職場の同僚と話をしていた時に、彼は「妻にとっては僕と結婚して専業主婦として子育てをしていた10年間は、失われた10年だったんだろうな、と思う。夫婦でそのことを話すのははばかられる。今は、資格を取ろうとしてるけどね」と言っていたのが、印象的だった。そんな風に思ってくれる旦那さんがいるなんて、素敵!

・スザンヌのテイストでまとめられたのであろう、お台所がポップでキュート。明るい色使いでいいな。でも、何年かで壁紙を張り替えたくなっちゃうかも。

・70年代のお洋服、お洒落です。

・女は60代から?!

・フランス流の大きいママン。驚き方、喋り方等とてもかわいらしいのだけど、ぶれない。

・旦那さんも、奥さんも婚外恋愛多い。これって、普通なの?仏流?スザンヌの息子とそっくりなあの男の子。ってことは、やっぱり息子は旦那さんの子じゃないってこと?スザンヌの表情が微妙だけど、「あらら~」くらいの感じ。

・緩やで軽快な音楽が耳に残る。
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by ahirunoko724 | 2011-10-30 22:10 | 映画・音楽・本

聞いている言葉の影響力の強さとSATC

ドラマをオンタイムで見ることは、ほとんどない。
今回も同様で、友人から貸してもらったSATC(Sex and the city)を見た。
シーズン1、3、4、5で、DVD一枚で4~6くらいのお話が入っている。

SATCは、その昔、なんとなくTVで見たことがあって、すごい言葉のオンパレード
だなぁ、と若干苦笑いしながら何話か見たことがあった。今回も、同様の感想で、
自分の周りにはああいう話方をする人はちょっといないなぁ、と思いながら見てい
たら、ら、なんと、夢の中で、自分がいわゆる「悪い言葉」を連呼していたので、驚
いた(笑)。

聞いている言葉の影響力って、恐ろしい、と改めて思った。しかも、ほんの数日間
なのに、自分が無意識の間に、連呼しちゃうなんて。よかった、夢の中だけで。

同時に、一つ解けた謎がある。「どうしてこんなにキツイ話方をするんだろう」と思う
ような人物がいたのだけど、その謎が解けたような気もした。多分、本人は自覚も
ないし、悪気もないのだ、きっと。ただ、自分が聞いて育った言葉を使っているだけ
なのかもしれないな、と思った。しかも、数日間だけじゃなくって、数十年も聞いて
いたんだから、急に変えられるわけもない。話方も、思考回路も。

以下、SATCの感想。

・90年代後半から2000年代初めのドラマなせいか、モトローラの携帯が登場
していて懐かしい。以前にこの携帯を使っていたことがあるのだけど、充電が弱
かったのだ!東京とちょっと長い電話(15分くらい)をすると、それだけでもう充電
切れ。これと比べると、日本の携帯って優秀だなぁ、と思っていた。

・ドラマを見る時に、きっと登場人物の誰かと自分を重ね合わせたりするんだろう
けど(そのために、いろんなタイプの登場人物が存在しているんだろうし)、SATC
の中のキャリーやサマンサのような奔放さを持ち合わせた女性、というのはあまり
いないのではないかなー、とちょっと感じた。なので、キャリア・ウーマン系のミラン
ダとお嬢様系のシャーロット。日本人的には、見ている人が好感を抱きやすいのは
この二人かな。ただ、キャリーやサマンサのように生きてみたい、という女子もいる、
のかな?

・この4人のガールズトークは、たぶん、永遠のガールズトーク(笑)。こういうガールズ
トークを繰り広げられることは、幸せなこと。

・映画版もあるのか。見てみよう。

・「幸せになりたくない症候群」みたいなのって、本当にあるのかもしれないな、と
キャリーとエイダンの関係を見ていて思った。落ち着きが欲しい、と言いながらも、
何かが違う、と。相反するものを求める状況はあると思う。そうだ、両方を取りに
行こう!21世紀だもんね。
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by ahirunoko724 | 2011-10-27 23:26 | 映画・音楽・本

Did You Hear About the Morgans?

すっごく見たかった、というわけじゃなくて、ヒュー・グラントの綺麗な英語を聞きたかったから。

誰もが羨む不動産紹介人のメリルと弁護士のポールとのセレブカップル。が、旦那さんの浮気で、3か月間の別居状態。ポールは関係修復のために必死にメリルのご機嫌をとるのだけど、成功せず。そんな中、偶然、殺人事件を目撃し、Witness Reallocation(証人保護プログラム)で、田舎町へ。そこでの生活を通して、再び夫婦仲を修復していく、というお話。

・ヒュー・グラントって、どうしてこう、どこか弱々しい男性像が似合うのだろう(笑)。

・隣の芝生って、実はそんなに青くないのかもしれないな。傍目にどんなに幸せに見えても、二人にしかわからないことっていうのがあるものね。

・「余計なことを言わない」(この場合には、メリルの浮気)というのは、ある意味教訓。何でも話す、嘘はなし、というのは理想かもしれないけど、もしかしたら、「言わない方がいいこと」もあるのかもしれない。確かに、周りのお手本にしたいような女性は、明るくって、元気だけど、あんまり「おしゃべり」な印象がない。

・この保証人保護プログラムは、私の大好きなパトリシア・コーンウェルの検視官シリーズの中でも、ベントン・ウェズリーが適用されていたけど、ベントンの数年間と、この夫婦の数日間のものとでは、天と地とほども差がある。

・TWWのゾーイ役の女優さんがメリルの秘書さん役だった。最初、どこかで見たことがあるなぁ、と思っていたけど。09年の作品みたいだけど、TWWの後半シリーズと変わりなし。Imagine Thatの中でみた、トビー・ジーグラー役と、バートレット大統領役の俳優さん達がお年をめされた感じに見えたのとは対照的。

・カウチに寝るって、どんな感じなんだろう。寝心地がいいのかなぁ。眠るときは、お風呂に入って、すっきりして、寝る気マンマンでベッドに入る私にはよくわからない感覚。電気をつけたまま眠るのもよくわからない。クリントン元大統領が、自伝の中で、モニカ・ルインスキーとのスキャンダルが発覚した後、3か月間、カウチで寝ていて、そんなに寝心地は悪くなかった、と言ってたけど、どうなんだろう。
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by ahirunoko724 | 2011-10-20 23:55 | 映画・音楽・本

Imagine that

金融界で働く父親と別居中の妻、その子供のお話。
親子の愛情、家族の愛情がとってもとってもコミカルに描かれている。
毛布のグーガーをかぶって、モピタやグピタに会いに行くと......。

・明るい別居なのかしら?

・金融関係者って確かにちょっとエキセントリックな人も多いな。

・TWWのキャストが二人も!バートレット大統領と、トビー・ジーグラー。ちょっとお年を召された印象。

・「小さい頃から目に見えないものが見えて」という人もいるらしいけど、どんな風にみえるんだろう。自分には見えないので、とってもとっても不思議。見られるものなら見てみたい。

・All we need is love.
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by ahirunoko724 | 2011-10-18 19:46 | 映画・音楽・本

Green Zone

"This is the reason we went to the war"

もしも、それが誤っていたり、ねつ造されたものだったら?
命を落とす必要のなかった人や、傷つく必要のなかった人達は?

2003年のイラク戦争とその後の大量破壊兵器捜索について描かれた映画。

以下、印象に残ったポイント。

・誰を信じるのか、信じないのか。戦地だけじゃなくて、いつの世においても重要課題。

・ミラー(マット・デイモン)と同行するイラク人ファリードのセリフ、"It's not for you to decide what happen here"。それはその通り。でも、「依存」、「責任転嫁」に直面したことも多々あり。

・ズバイディ(米国への亡命イラク人。戦争後に帰還)のモデルは、アドナーン・パチャーチ、かな?

・バグダッドの街って、フラット。

・特殊部隊の隊長、昔の職場の上司に似てる!

・Don't be naive.
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by ahirunoko724 | 2011-10-05 22:33 | 映画・音楽・本

Harry Potter, Half Blood Prince

これだ、これ。
このお話を飛ばしたままで、最終シリーズの「死の秘宝」を見に行ったからお話が通じなかったのだ。
マルフォイに何があったのか、ダンブルドア校長に何があったのか、よーく分かった。

以下、自分のための、心に残ったポイント。

・ダンブルドア校長がホルス先生をホグワーズに呼び戻すために、彼の滞在先を訪れた際の魔法。ホルス先生が追手から逃れるために、滅茶苦茶だった家の中を元通りに戻す時の魔法。最後にハリーの足元からシャンデリアのかけらが出てくるところが良い。それから、校長先生が編み物好きだったことも。ホルス先生が、帰ろうとする校長先生に、「待って待って」と声をかける場面もちょっとコミカルでいいな。どこかのバザールでのおやじとお客の駆け引きみたいだ(笑)。

・ウェズリー家のお母さん。暖かくて、愛情に溢れていて、わーっと騒ぐところが肝っ玉母ちゃんっぽい。私も、ちょっとこんな風な要素を持ったお母さんになりたい。あ、おばちゃんっぽいっていうことじゃなくってね(笑)。最終シーズンでの活躍も素晴らしかったし。

・ウェズリー家が火に焼かれる前、近くの沼地で、皆でジニーを囲むようにして守ろうとしていた場面。ウェズリー家のお父さん、ハリー、オオカミに変身する先生。

・バタービールって実在するのかな?未成年が飲んでる。

・登場人物のかわいらしい恋。→このあたりがおばちゃんっぽい?ホルス先生のお家での夕食会に、ジニーが遅れて現れた時に、ハリーが席を立ちあがる場面。ロンが他の女の子とキスをしてるのを見て、隠れて静かに泣いてるハーマイオニーの周りを小鳥達がピチュピチュ鳴きながら飛んでた。「泣かないで」って言ってるのかな?偶然その場にやってきたロンを、ハーマイオニーが小鳥を使って襲わせたのも、気持ちがわかるな。「惚れ薬」に夢中な女の子達もかわいらしいけど、ホルス先生の「その薬は、とても強い執着を引き起こす」というセリフも心に残る。

・「幸運の薬」のプラシーボ効果。魔法の薬の授業で完璧に課題をこなしたハリーに、ホルス先生がプレゼント。ハリーはこの薬を、クィディッチの試合前に緊張しているロンに飲ませた「振り」をする。が、この効果を信じているロンは試合で大活躍!プラシーボ効果ってすごい!

・光と闇の対比。

・ダンブルドア校長の炎の魔法@洞窟。圧巻!炎はすべての悪を焼き払う、という誰かの言葉を思い出した。

・不思議少女、ルナちゃん。どこにでもいるのかな、こういうタイプの子は。いつも、すーっとハリーを助けてくれる女の子。本人は決して力んでいる様子はなさそう。

・光のない、暗い食堂。私の好きな食堂は、ろうそくの炎で光溢れる晩餐の場面。

・美しい、英国英語。

・音楽。なんとなく、アイルランド的な音楽が多い気がするのは気のせいかな?

・記憶の改ざん。しても、本人の心の中には残るのね。

・ダンブルドア校長先生のお部屋にある、古めかしい品々。あれ、不死鳥は?いつだったか、ハリーが見てたら、ふっと火の中に消えちゃったあの不死鳥。校長先生を送るシーンの中で、暗い空の中を飛んでたけど、お部屋にはいなかったなぁ。今回は。
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by ahirunoko724 | 2011-10-02 22:21 | 映画・音楽・本

本の整理 その1

うちの引っ越し荷物の中で一番重いものは、間違いなく、紙。
書類だったり、本だったり。
そんな訳で、最近は、ちょっと整理してみたりしている。
捨てる本、売却する本、PDF化する本に分類して、ブクログ
にも登録して、読んだ本には可能な限りレビュー。

レビューしてみると、自分がどれくらいその本の内容を理解できたのか、
自分が何を読み取ったのか、読み取りたいのか、が整理されるので、
本を「読み捨てにする」可能性が低くなっていいなぁ、と改めて思った。
もちろん、レビューしているうちに、本を読んだ時の記憶が蘇ってくる。

昔、本当に「本の虫」という言葉がぴったりの上司に「読書記録をつける
といいよ」と言われたことがあったのだけど、怠け者な私は実行には至らず。

あー、もっと、早くに取り組んでおけばよかった、と今日激しく後悔した。
いくつになってもこういうことってあるんだなー、私の場合。
そう、「もっと、早くにやっておけばよかったー!」ということが。
一事が万事とは、まさにこのこと。

ブクログに登録してみてよくわかったことがもう一つ、
積読が多い、ということ。ハハハ。
昨年1年で100冊近くの本を購入したことは、それなりに本を
読んだのかな、とも思ったが、これまでに買った本も合わせると、
専門書の類、特にハードカバーのものは積読の多いこと多いこと。
自分でもびっくりした。

10年ほど前に、大先生から叱られたことがある。
「本は、読まなくてもいいから、見つけた時に買っておきなさい。せいぜい数十ドルなんだし」と。
それを真に受けて、本当に「買った」私。うん、偉いぞ、私。やればできる子だ。

はい、これから、ちゃんと読みます。
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by ahirunoko724 | 2011-07-14 23:12 | 映画・音楽・本

恋とニュースの作り方(Morning Glory)

a0085574_23372810.jpg地方のTV局をある日突然首になったベッキーが、NYでの転職を成功させ(?)、早朝番組のプロデューサーに。

ところが、この番組、低視聴率で、キャスターはわがままでダメダメ、スタッフはやる気なし(いや、やる気はあるのかもしれないけど、どうもベクトルがおかしな方を向いてる感じ?)。そんな彼女が番組の視聴率をアップさせるために仕事に、それから、仕事だけじゃなくって恋愛にも大奮闘。最後はハッピーエンドなアメリカ映画らしいアラサー女子のコメディ。ノリ的にはリーガリー・ブロンドのエルちゃん。

・とにかく、ベッキーが元気でめげない。なんというか、あそこまでめげずに、しかも、悲痛な顔せずに頑張ってれば、幸運の神様も振り向くしかないな、と思っちゃう。アメリカ人らしい、明るさとたくましさ。このあたりが、エルちゃんとかぶるところ。あのパワーはいったいどこから?

・伝説のキャスターガッチガチの報道記者マイクと、軽~い感じのコリーンのミスマッチで嫌味たっぷりの掛け合い。番組の最後の挨拶を争うあたりも、お約束だなー、と思いつつも笑っちゃう。こういうべたべたなのがいい。

・番組はハチャメチャな企画が多くて、お笑い番組のようだけど、これがまた笑っちゃう。ところどころに張られた笑いの伏線が時にシュールでよろしい。ベッキーの上司と番組のキャスターとの情事とかね。

・勤め先を解雇されて自宅に帰ってきたベッキーとお母さんが台所で話をしてて、お母さんが「8歳で夢を見るのは素晴らしいこと、18歳でもそう。でも、28歳でそれは恥ずかしい。」と。最後には、とてもうれしそうに彼女の番組を見ているけれど、このセリフは、一般的に言いそうなセリフだけど、悪い魔法みたいなもんだな。こういうのはするっとかわしちゃおう。

・見終わった後の爽快感、高し!

追記:「え?そういうの見るの?そっか、見るよね。だって、デスパレートな妻達とかハリーポッターとか、リトル・ブリテンとか大好きだもんね。そうだよね。うん。」→えぇ、見ます。何一人で納得してるの?そういうの大好きですけど、何か(笑)?
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by ahirunoko724 | 2011-03-02 23:07 | 映画・音楽・本

英国王のスピーチ

a0085574_2304610.jpg英国王ジョージ6世(バーティ)、エリザベス女王の父上の実話。

兄国王エドワード8世は、即位から1年も経たないうちに、2度の離婚歴のある米国人女性と結婚することを選択したため、英国王となったバーティは、子供の頃から吃音で、うまく話せない。父親であるジョージ5世の代理で大英帝国での博覧会の閉会式のスピーチで失敗し、ますます自信を無くした夫のために王妃が探し出してきたスピーチセラピスト、ライオネル。彼のユニークな治療や、家族に支えられて、行きつ戻りつしながら徐々に自信をつけていくバーティ。物語は、惨憺たる結果に終わった上記スピーチから、第二次世界大戦開戦前のジョージ6世によるスピーチまでの間の、非常にユニークな(笑)治療の過程と、ジョージ6世とライオネル、彼らの周囲の人々の人間ドラマ。

・人間同士の信頼関係や愛情は、何よりも強い。ライオネルは学位はないし、正式な資格は持ってはいないけど、人との信頼関係を構築し、癒し、リラックスさせる天才。そうして、王妃のあの献身的で楽観的な姿勢とあふれ出んばかりの愛情。ああいう人を妻に持った男性は幸せだと思う。

・リラックスして、ちゃんと深く息をすることは重要。

・開戦前のスピーチを終えた後のジョージ6世の顔は本当に国王の顔。ポジションが人を作る、とはよく言ったものだな、と思った。人は一つ自信をつけると顔が変わってくる。が、その後、家族に会ったときの顔がまた良い。特に、エリザベス(長女)に「どうだった」と聞いたら「最初はちょっとアレだったけど、途中からよくなった」と言われた時の「うっ、子供って正直。パパ結構頑張ったんだけど」と言いたげな表情。

・吃音症の裏に隠れていたのは、子供の頃の数々のトラウマ体験。トラウマ体験をすべて消し去ることは難しいのかもしれないけど、何かしらのアクションをとることで改善が見込めるのかもしれない。誰でも生きていればまったく無傷ではいられないと思うけど、傷を克服できれば、光が見えてくる。

・なんとなく、ハリポタを思い出すのは私だけじゃないはず。ジョージ5世はダンブルドア校長だし、チャーチル首相はピーター・ペティグリュー。
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by ahirunoko724 | 2011-02-28 23:01 | 映画・音楽・本