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ダマスカス・フル・コース

週末を利用して、ダマスカスを訪れた。前回、ビザを取ったらなぜか、ダブルのビザを入手できたので、ビザの有効期限が切れる前に、ということで週末ダマス行きを敢行。

チャリティー・マラソンに出るつもりが、前の晩においしいワインを頂き、その時点で「もうだめだよね、だって、こんなにおいしいワイン飲んじゃったし。それに、週末1日目の朝8時集合なんて拷問だよね」と諦めモード。結局、寝坊。

その後は、友人達と食事をして、旧市街を歩き、ウマイヤド・モスクへ。10年ぶりかな、中に入ったのは。日没のアザーンを聞いた。ここのアザーンはちょっとユニークだった。数人のムアッジン(お祈りを読みあげる人)でアザーンを謡い上げるのだ。親玉ムアッジンに続いて、子分ムアッジンが謡う。それが延々続く。

a0085574_6453044.jpg旧市街の中の雰囲気の良いレストランで食事をし、再び迷路のような旧市街で、ウィンドウ・ショッピングと本当のショッピングをしながら、お散歩。ところで、私は、道を覚えるのは比較的得意な方だ。ダマスカスの旧市街でもエルサレムの旧市街でも迷うことなく比較的サクサク歩ける。多分、父の能力を受け継いだのだと思う。でもでも、同行者はもっとすごかった。まるで人間GPS。どこに行っても、この人と一緒だったら、まず迷子になることはないだろう。いや、迷子になっても帰り道をちゃんと探し出せるに違いない。しかも、その過程を楽しみながら。

今回の戦利品は、ハンド・メイドの食器(グラスとアイス・クリーム・カップ)。「もうパッキング始めたからあんまり物を増やさないようにしてるんだ」と言いつつも、「あ、これ良いー」な、と矛盾する私。同行者は「もうパッキング始めたからあんまり物を増やさないようにしてるんでしょ?」と。「えっ、あっと、まぁ、そうなんだけど。いいの、まだ蓋閉めてないから。蓋閉める前までお買い物OKなの」と子供のような理屈をこねる私。

今回、2セット購入したのだけど、帰宅して「やっぱりあと、数セット必要だな。だって、お客さん来るし」と思い直した。そうだ、次回また人間GPSさんに同じお店に連れて行ってもらおうと思って、今日、「ねぇ、私が食器買ったのって、どこにあったお店だったっけ?」と聞いたら「あぁ、あそこでしょ?モスクを出て云々」と説明してくれたのだけど、全く思い出せず。頼りにしてます、人間GPSさん。次回もよろしく。

カシオン山からの夜景を久しぶりに堪能して、ダマスカス・フル・コース終了。お土産にはハンドメイドの食器と、アレッポ石鹸と、頂き物のトルキッシュ・コーヒー用のセットとパジャマ。大満足の週末でした。
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by ahirunoko724 | 2007-10-29 06:48 | ヒビノデキゴト(シリア編)

パール・ハーバーに足りないもの

2002年の2月くらいだったか、テルアビブ大学で行われたとある教授のオープン・レクチャーに参加したことがある。

彼は毒舌だ。かなり、毒舌。そんな彼がこんなことを言った。

「あるとき、出張でハワイに行った。その際にパール・ハーバーを訪れたのだが、そこで僕はふと思った。パール・ハーバーには足りないものがある。何だと思う?広島と長崎の写真が足りない。あそこは、太平洋戦争がどんなふうに始まったのかを忘れないために残している。それなら、太平洋戦争がどんなふうに終わったかも残しておくべきだ」

と。なるほど、その通りだなぁと思った。ちょっと遅れて教室に入ったので、階段教室の一番後ろにこっそり座っていた私、思わず立ち上がって拍手してしまった。

これがきっかけで、この先生と仲良くなるのだが、その毒舌ぶりには未だに慣れない(笑)。

先日、この先生の新聞記事を読んでふと最初に出会った時のことを思い出した。
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by ahirunoko724 | 2007-10-25 04:40 | ふと、思う

とある画伯の絵

a0085574_0585248.jpg芸術の秋まっさかり、という訳でもないが、とある画伯が描かれたという絵が送られてきた。

本人曰く、「目玉のおやじ」らしい。私的には、じゃがいもか、殺菌消毒に「うあぁぁぁぁぁ」とやられるバイキン君(笑)。

あまりにかわいいのでここに載せておくことにした。

子供ってすごいなぁ、ちょっと会わないうちに、びっくりするくらい成長してるんだもの。次に会うときにはもしかして反抗期まっさかりでかなわなかったりして。
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by ahirunoko724 | 2007-10-24 01:02 | お気に入り

ワーグナー

ラマダンが終了して、街中でシェエラザードを聞くことがなくなった。自宅でのシェエラザード・リピートも何となく終了。

そうして最近のBGMとして活躍しているのは、ワーグナー。高校時代、ワーグナーの大きなドラマティックな曲が大好きだった。大学時代には少し遠ざかったが、その後、イスラエルでワーグナー熱再来。

a0085574_4175050.jpgある日、自宅で窓を開けてワーグナーをかけていたら、お隣のおじいちゃんがやってきた。「お嬢さん、ワーグナーは止めてくれないかな。(ユダヤ人)収容所での記憶が蘇ってつらくなるのですよ」と。ワーグナーが親ナチスだったことは知っていたけれど......。「ごめんなさい、配慮が足りませんでしたね」と、私。その後、おじいちゃんは「昔話を聞きたいかね?」と切り出し、長い時間をかけて強制収容所での話しをしてくれた。長い、長い、話だった。

テルアビブにいた頃、イスラエル・フィルのコンサートには頻繁に足を運んだ。自宅からコンサート会場まで歩いて5分。イスラエル・フィルにとって、ワーグナーはタブーで、私はイスラエル・フィルの演奏するワーグナーを聞いたことがない。実際には、何度か演奏されたことはあるらしいが。多くの観客が席を立ったとのこと。

聞いてみたいな。イスラエル・フィルの演奏するワーグナーはどんな風に響くのかな。
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by ahirunoko724 | 2007-10-22 04:20 | 映画・音楽・本

日本食整理

a0085574_17423850.jpg今月はお片づけ月間、ということで、日本食を整理してみた。

そしたら、出てくる、出てくる。実家から送られてきたもの、出張者の方々が持ってきてくださったもの等々。整理し直してみたら、「私、もう離任まで調味料系は買わなくってもいいんじゃない?」というくらい。ゼラチン、炊き込みご飯のもと、といった一般的な食材から、柚子胡椒、ゆば、といったちょっと生活潤い系のものに、旅行の時に買ってきたキムチのもと抹茶、その他が山積み。

ご利用は計画的に。

追伸:お父さん、お母さん、こういう状況なので、日本食の後方支援物資はもういいからねー。
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by ahirunoko724 | 2007-10-18 22:29 | ヒビノデキゴト(ヨルダン編)

切れた者負け

外では雷がゴロゴロ鳴って時々稲妻が光っている。こはるはそれが怖いのか、私の傍から離れようとしない(うれしい)。

今日、事務所で(そんなに大げさなものではないが)とある濡れ衣事件が発生。結局、15分後には、事件は無事解決したのだけど、その間の反応で人間が見えてくるなぁ、と思った次第。結局、切れてしまった者負けなのだなぁ。

たかだかこんなに小さな問題で切れちゃってたら、もっと大きな問題が発生したときに使い物にならないことは明白。周りは不愉快になるし、本人もバツが悪いんだろうけど、何となく次のアクションをとりにくい模様。反対に、切れることなく、すぐに次の一手を考えることに移った人間の株は一気に上がった。イザという時に頼りになるのは、こういう人だな。

切れちゃダメ、切れた者負けだから。気を付けようっと。

と、ここまで書いたところで、外は大雨。今シーズン初の雨。
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by ahirunoko724 | 2007-10-17 21:11 | 心構え

イード終了

a0085574_159231.jpg今日で、4日間続いた断食明けの祝日(Eid Al-Fitr)が終了。

約1ヶ月続いた断食月が終了して、明日からは、全て通常通りの生活となる、はず。

ラマダン中の方が意外と物事がサクサクと動いた気がするのは私だけかな。静かな環境だし、仕事にも集中できた気がする。期待し過ぎずに、ギリギリやらずにフンワリフンワリできる環境が功を奏しているように思える。北風と太陽の太陽方式。北風方式でやるとロクなことがないのだ(←過去の反面教師から学んだ教訓。目の前で見ると、傍目に「痛い!」感が強く、良い勉強になったが)。

毎年、この時期には外国に脱出していたのだけど、今年も去年に引き続きヨルダンに留まった。おまけに遠出もせず。友人からこんなかわいい子を預かってしまったので。寂しがりなのか、寒いせいなのか、何かと傍に寄ってくる。写真は、PCと私の間に入り込んで(気を引こうとしている?)いるところ。
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by ahirunoko724 | 2007-10-15 20:13 | ヒビノデキゴト(ヨルダン編)

イラク名物マスグーフ

a0085574_656658.jpg離任する同僚とイラク名物マスグーフを食べに行った。このマスグーフ、鯉を背中の方から開いて、そのまま網で挟んで釜に入れて焼く。日本でいうと、ホッケのようなもので、脂がのっていてシンプルな味が美味。次回はお醤油、しょうが、柚子胡椒等を持参したいところだ。

イラク人の同僚の実家では、家族が集まるとこのマスグーフを囲んで飲んで、食べて、喋って楽しい時間を過ごすらしい。海賊船の船長も喜ぶマスグーフ。

何年かしたら、みんなでバグダッドでハッピー・リユニオンをしよう、そうして、チグリス川沿いのレストランで皆で一緒にマスグーフを食べよう。いろいろ愚痴っても、状況に腹を立てて悪態ついて、全てをジョークにしても、それでもやっぱり目指すところは一つ、なはず。
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by ahirunoko724 | 2007-10-14 22:57 | 最近おいしかったもの

Never a dull moment

a0085574_7144227.jpgな生活は確かに楽しいし、勢いがあるし、面白いし、退屈はしない。ここ(イスラエル)に赴任する前に誰かが言ってたな、ここでの生活はそうだよって、誰の引用だったかも覚えてないけど。こんな時にこんな所に来てしまった。やっぱり、お父さんとお母さんの言うことを聞いておくべきだったかも。今更、遅いか(笑)。

あんまり刺激が強すぎるとどーっと疲れる。ドルフィナリウムにたむろしている若いお兄ちゃんやお姉ちゃん、スバロ・ピザでピザを食べてる子供達、たまたまアズリエリ・センター近くに居合わせた人達には何の罪もない。あまりにもブラック過ぎるジョークに苦笑い。結婚式場の床まで抜け落ちた。

もう少し、静かに過ごせないものかな。            【2001年8月12日】
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by ahirunoko724 | 2007-10-12 07:23 | ある日の日記

久方振りの大ヒットなGood news !

a0085574_0403886.jpg昨日、久々にドリフな状況が発生したが(もう、何でもありです)、今日は久方ぶりに大ヒットな良いニュースが届いた。

昨年夏に亡命した元カウンター・パートの所在が確認された。良かった、生きていてくれて本当に良かった。私、彼とは何年かしたら、必ずどこかでハッピー・リユニオンができると思うんだ。

昨年夏、1週間くらい連絡が取れなかったカウンター・パート、「まぁ、どこかに招聘されているんでしょ」なんて思っていたら、後日、なんと事実上亡命していたことが発覚。関係者一同、愕然、かなりの衝撃を受けた。その後の情報によると、"He was not kicked out"なんていう輩もいたが、Happy Retirementな訳がない。

でも、そんなことはもうどうだっていい。だって、生きていてくれたから。

写真は、彼と一緒に訪れた場所に現存する素晴らしいモザイク。
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by ahirunoko724 | 2007-10-11 00:48 | ヒビノデキゴト(ヨルダン編)